今後数年で進化していく自動車のフロントガラス

Victor Alós Yus    @sepelaci    1 5月 2020     3 min.
今後数年で進化していく自動車のフロントガラス

フロントガラスは長年にわたって進化を続けており、現在のものは初期のものとはほとんど別物です。しかも、そこに使われる技術は年々増え続けています

Carglassの取り付け作業

自動車のフロントガラスは、単なる保護のための部品から、安全に運転するために必要な情報を提供する重要な要素へと変わり、クルマの状態に関するあらゆる情報をリアルタイムで把握できるようになりました。このガラスにはますます多くの技術が搭載されており、今では情報を補完する要素となっています。

運転に必要なデータを鮮明かつ正確に表示するためにフロントガラスを活用すれば、視線を道路から逸らすことなく運転を続けられます。現在、タッチ式のマルチメディアディスプレイは標準装備となっていますが、ドライバーの注意を散漫にする要因になるとして、これを廃止し始めているメーカーもあります。そのため代替手段を探す必要があり、最も理にかなった選択肢のひとつがフロントガラスをディスプレイとして使うことです。

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スマートフロントガラス

現在、フロントガラスはさまざまなセンサーの取り付け面として利用されており、運転支援技術を支えています。このような新しい使われ方によって、フロントガラスは重要な部品となり、車室内への風の侵入を防ぐだけの単なるガラスではなくなりました。そのためメンテナンスが重要であり、衝撃や傷が見つかった場合は、これらの技術的な要素に損傷がないか点検する必要があります。

今後はフロントガラスにさらに多くの技術が搭載される傾向にあります。速度、タコメーター、温度、燃料残量といった通常の運転データはフロントガラスに表示できますが、自動運転が進めば、移動時間をより楽しむための機能がさらに増えるでしょう。

窓ガラス向けのテクノロジー

自動運転は、数年後に登場する新技術のひとつです。そのため、不透明度を変えられるフロントガラスが準備されています。運転して道路を見る必要があるときは完全に透明になり、自動運転モードにすると完全に不透明になるため、たとえば映画を映し出すこともできます。

すぐに実現するわけではありませんが、現在開発が進められている、フロントガラスを改良しディスプレイとして使うための技術はこれだけではありません。拡張現実、データやナビで選んだルートの3D表示など、さまざまな技術が数年のうちに登場するでしょう。

サイドウィンドウにもこの種の技術を搭載できます。ガラス面に情報を表示できるほか、日差しの侵入を防ぐために暗くすることも可能になります。こうした技術の活用により、メリットを受けるのはドライバーだけではなくなります。

Carglassの予測によれば、フロントガラスは現在よりもはるかに多機能なものになっていきます。ただし、マイナス面として、フロントガラスの継続的なメンテナンスが必要になり、不具合が起きないよう注意を払う必要があります。クルマのこの種の部品には専門性が求められるため、メンテナンス作業はこれまでよりかなり複雑になり、より高度な設備が必要になります。それでも、クルマでの移動をより良いものにするためなら、喜んで払える代償といえるかもしれません。

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