DNI-Carが登場、でもあなたに影響はある?
この新しい証明書には車両のあらゆる情報がまとめられており、QRコードからアクセスできます。転売目的の車両盗難を防ぐ効果も期待されています。

車両の識別はデリケートな問題です。スペインでは毎年複数の自動車盗難が発生しており、DGT(スペイン交通総局)はこの件数が増え続けるのを防ぎたいと考えています。そのために、すべての車両を適切に識別し、より簡単に追跡できるようにしたいというわけです。そこでDGTと、運転手付き・運転手なしの車両レンタル事業者の全国連合であるFenevalは、このデジタル証明書の導入を提案しました。
ご想像のとおり、この問題はとくにレンタカーに影響します。この業界の事業者によると、車を借りて他国へ持ち出し、再登録して売却してしまう顧客がいるそうです。こうした車は通常ハイエンドモデルで、窃盗犯にとってより大きな利益になります。

この車両識別用の証明書は、車両の書類に関する情報も提供します。QRコードを使えば、車両の車検証(Permiso de circulación)と諸元表(Ficha técnica)を確認できます。これらの情報はブロックチェーンのプラットフォームで保護されているため、データを改ざんすることはできません。
レンタカーの利用者は、要請があれば法執行官にこのデジタル証明書を提示することができ、自分の身元、レンタル期間、車両の識別情報を証明できます。DNI-Carの利用はレンタル手続きの迅速化にも役立つため、導入は短期間で進められる見込みです。
自家用車のオーナーであるあなたに影響があるのかと気になるかもしれませんが、現時点では個人所有の車には導入されません。ただし、その可能性がなくなったわけではなく、数年後にレンタカー業界へ完全に定着して効果が確認されれば、個人向けにも導入される可能性があります。
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